【モンゴル】北京(中国)→ウランバートル(モンゴル)陸路移動 

今回は”北京(中国)→ウランバートル(モンゴル)陸路国境超え”の方法を紹介します。 

私は中国留学中の夏休みを利用して1ヶ月旅をしました。中国を1ヶ月間旅した後、北京からモンゴルの首都ウランバートルへ行くことに。

目次

北京から二连浩特(エレンホト)へ

北京からウランバートルへ行く方法は主に2つあります。

  • 飛行機 約20,000
  • 列車 約15,000
  • バス+列車 約4,000

北京からウランバートルまでの移動距離は約1,200km。

飛行機で行くと片道1時間ほどで着くものの2万円以上かかるので却下。列車は週に一本、31時間かかる、1万円以上かかるということで却下。2泊3日かかるものの3000円ほどで行けるのでこのルートに即決。

今回は北京からウランバートルへの陸路での行き方を紹介したいと思います。

  1. 北京から二连浩特(エレンホト)行の寝台バスに乗る 180元(約2700円)
  2. 二连浩特からザミンウードの国境越えバスに乗る 50元(約760円)
  3. ザミンウードから首都ウランバートルへの寝台列車に乗る 11500トゥグリグ(約460円) (1番下のクラス)

合計 約3920円!

私は最安の3177円で行けました。

この方法だと日数はかかるもの破格でモンゴルに行けます。しかも、めちゃくちゃカオスなのでいい思い出になりました。モンゴル人の生活を垣間見ることが出来ます。

では、早速出発しましょう!

北京の長距離バスターミナルへ

まずは、中国側の国境の町二连浩特(エレンホト)に向かうバスチケットを購入!

他のブログでよく紹介されている、

木樨園長距離バスターミナル(木樨園長途客汽車站)

は見事に廃墟と化していました。

しかし、その付近にはチケット売りや売店のおばちゃんが売付けてきたりするので購入することも可能です。

ということで、私は…

新発地長距離バスターミナル(新发地长途客运站)

というバスターミナルにやって参りました!

ちなみに扎门乌德ザミンウード二连浩特エレンホトです。

疑い深い私。まずはインフォメーションのお姉さんにザミンウード行きのバスがあるか質問。

すると、お姉さんが「この人に電話しろ」と電話番号を渡してくれました。

数十分後、おじさんがやってきてチケットを購入。

でも、目的地がエレンホトになってる…いや、このおっちゃん怪しすぎる。

その後、怪しいおじさんに「16時にこの電話番号にかけろ」と紙を渡され彼はどこかへと消えていきました。

16時になり電話をかけてみると、「今すぐ着くからもうちょっと待ってろ!」と言われ、

1時間後…

「セキュリティチェック終わらせてこっちに来い!」電話が入る。そちらへ向かうとバスが私たちを待っていました。

バスに飛び乗ると発車予定時刻の1時間前にも関わらず、動き始めました。

ちなみにバスの中は…

めちゃくちゃ快適!ベッドに凹凸があって寝やすい!

足も十分伸ばせます。

右上の下手したら転落するベッドを怖がっていたら中国人のおじさんが助けてくれました。優しい。

快適に寝ていると、突然悪臭漂う空き地へ到着。モンゴル人がたくさん乗ってきました。

ここでモンゴル人の英語が少し話せるお姉さんと仲良くなりました。

人生初のニーハオトイレ

23時前頃にサービスエリアに到着しました。晩ごはんタイムです。

中はこんな感じ。

ここで、トマト卵炒め麺1人前を二人で平らげ、トイレに行きたくなりました。

中国語でトイレの言い方はいくつかありますが、このようなところでは厕所と書かれています。

ここのトイレはちまたで有名なニーハオトイレでした。相手が丸見え、水を流すという概念無し、というか水が無い。

強そうなおばちゃんたちも「オェーッッ!」と叫びながら、なんとか生還。

内モンゴル・二连浩特(エレンホト)到着

夜中の2時頃、バスが真っ暗闇の中いきなり停止。

何事かと思いスマホの懐中電灯をつける。

運転手から「消せ、寝る時間や!」と言われ、

怪しいなと思いつつ爆睡しました。

翌朝、目が覚めると…

the内モンゴル!!!!

興奮して写真を撮って騒いでいると運転手が目を覚まし、出発です。

朝8時、二连浩特(エレンホト)に到着!

ここで一旦全員降ろされました。

「お前らザミンウード行くねんな?この運転手についていけよー!」と運転手。

今度はモンゴル族の運転手を紹介されました。内モンゴルの人なので中国語対応可能。

バスは午後の13時半出発。まだまだ時間があるので散策。

徒歩15分ほどのところにケンタッキー大先生もいらっしゃいます。久しぶりにトイレと呼べるトイレに行きました。

内モンゴルではそこら中に
中国語表記とモンゴル表記がありました。

ひとまず、ザミンウードまで連れて行ってくれるみたいで一安心。

私たちは国境越えのバスになぜか無料で乗せてもらえたので最安で行くことができました!

中国・モンゴル国境越え

この駅の近くにバス会社の事務所があります。

しばらくは居座っていましたが、お腹が空いてきたました。

ケンタッキー大先生で朝食。清潔なトイレで用を足し、散策をしたりしてひたすら時間を潰しました。

13時半出発と言われましたが、見事な1時間遅刻。

英語の話せるモンゴルのお姉さんが私達を引っぱってくれました。親切過ぎる、女神。

中国国境を超える前に警官がバスに乗り込み全員のパスポートを慎重にチェックし始めました。荷物を持って国境を超え、またバスに乗り込みます。

モンゴル国境でもう一度パスポートチェック。入国審査が無事に終了。

モンゴルのスタンプはゲルみたいで可愛い

ATMがあったのでトゥグリグ(モンゴルの貨幣)を引き出し、もう一度荷物を持って乗車。

バスがまた走り始めます。10分もしないうちに空き地にいきなり止まり、モンゴル人が続々と下車しました。

この空き地が最終目的地だそうです。ザミンウード駅の行き方がわからず困っているとお姉さんが連れて行ってくれました。

ザミンウード駅

駅には小さな売店やSIMカードショップもありました。

歩くこと5分。ザミンウード駅に到着しました。

2階に上がりウランバートル行のチケットがあるかどうかお姉さんが尋ねてくれました。ウランバートル行は1日1本しか出ておりません。18時過ぎに出発です。

一番下のクラスしか残ってないとのことで、そのチケットを購入しました。11,500トゥグリクグ (約460円) でした。

17時過ぎに電車がやってきてお姉さんに急がないと危ないわよ!と言われ慌ててついていくと・・・

モンゴル人が続々と大荷物を詰めるスペースを確保するためにスタンバイ。扉が開いた瞬間からもう戦いです。遠慮したらデカさに潰されます。

ウランバートルへ。夜行列車の旅

自分たちの席を見つけ、割と広くて大はしゃぎ。喜べるのも束の間。5人のスペースに8人くらいやってきました。

荷物置き場確保の戦

こんな感じで細身の私達は潰されています。

道中は言葉が通じないなりにおばあちゃんたちと楽しくコミュニケーションを取りました。

初対面同士のおばちゃんはトランプをしばらく楽しんでいる様子。私達は少し寝転ばせてもらいました。

30分に一回ほど譲り合いながら体を休めること数時間。

夜中22時頃晩御飯のために電車が停止。我々がカップラーメンにお湯を入れに行っている間におばちゃんたちは寝る場所を各自確保しはじめました。

これはやられました、。体育座りで寝ます。

ウランバートル駅到着

翌朝、おばちゃんからのコンセント挿しての合図で起床。上のベッドから充電ケーブルが降ってきてました。

外を見ると大草原、羊の群れ、馬、、、綺麗な景色が広がっていました。外の景色を楽しんでるうちにウランバートル駅到着。

このままホステル直行、3日ぶりのシャワー!最高でした!!!

まとめ

以上、北京(中国)からウランバートル(モンゴル)への2泊3日シャワーなし最安旅旅行記でした!

いかがでしたか?

  • 北京→エレンホト(バス)
  • エレンホト→ザミンウード(バス)
  • ザミンウード→ウランバートル(夜行電車)

日にちはかかりますが、お値段3177円と激安でモンゴルへ行けます。何よりも現地人と触れあえ、カオスな経験ができるのでおすすめです!

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