グアテマラは中南米の中でもスペイン語の留学先として人気です。
授業料も他の国に比べお手頃で、アクセントまそこまで強くないのでスペイン語学者、短期旅行者がたくさんグアテマラでスペイン語を勉強しています。
今回は、ケツァルテナンゴにあるKamalbe Spanish Schoolに二週間通った私の体験を基に、グアテマラでのスペイン語学習事情や都市の違い、アクセント、アクティビティについて詳しくご紹介します。
これから留学を考えている方々にとって、少しでも参考になれば幸いです。
グアテマラでのスペイン語留学事情
バックパッカーの中には中南米旅行の最初の国としてグアテマラから始め、南下していくというルートを選ぶ人がたくさんいます。
そんなバックパッカーたちに人気なのがグアテマラでのスペイン語学習。
中南米ではほとんどの国でスペイン語が話され、国によっては英語が全然通じないところもあるので最低限のスペイン語を学んでから旅を始める人が多いようです。
グアテマラでのスペイン語学習の特徴は、以下の点が挙げられます。
1.コストパフォーマンス:グアテマラは比較的物価が安いため、他のラテンアメリカ諸国と比べて、留学費用が抑えられます。授業料や生活費もリーズナブルで、質の高い教育をお得に受けることができます。
私も実際に旅行に出る前にいろんな語学学校を調べてみましたが、グアテマラが圧倒的に安かったです。他の国ではグループレッスンであってもグアテマラでのマンツーマンより高いところが多いです。
2.プライベートレッスン:多くの学校では、一対一のプライベートレッスンが受けられるため、個々のニーズに合わせたカスタマイズされた授業が受けられます。
私が通った学校でもプライベートレッスンのみであり、全生徒数も10もいませんでした。マンツーマンでみっちり勉強し、すぐに友達を作れる環境だったのでとてもよかったと思います。
3.文化体験:スペイン語を学びながら、地元の文化や習慣に触れることができるのも大きな魅力です。各校では、地域の祭りや伝統的なイベントに参加する機会が提供されることもあります。
語学学校の初日には放課後に、ケツァルテナンゴから1時間ほどで着く村に行き、伝統的な織物を織っている職人さんの話を聞き、織物体験もすることができました。
他にもたくさんアクティビティがあり、観光でのツアーで行きそうなところも語学学校の先生や他の生徒たちと行けるので、より楽しいです。
ケツァルテナンゴとアンティグアの違い
グアテマラには多くのスペイン語学校がありますが、ケツァルテナンゴ(シェラ)とアンティグアは特に人気のある都市です。それぞれの特徴を見てみましょう。
ケツァルテナンゴ(シェラ)
ケツァルテナンゴはグアテマラの西部に位置し、標高約2,300メートルの高地にあります。
涼しい気候と美しい山々に囲まれた環境が特徴で、比較的落ち着いた雰囲気の街です。
ケツァルテナンゴには、多くのスペイン語学校が集中しており、特に教育の質が高いことで知られています。
観光客もアンティグアほど多くないため、気づいたら観光客と英語ばかり話していた、、、なんてことになるのは少ないと思います。
私の通った学校には生徒が10人もおらず、みんな一生懸命スペイン語で話そうとしていました。放課後はサルサのレッスンや遠足、映画鑑賞、クッキング教室などのイベントもありました。
少し田舎なので、天気によってはインターネットが使えなくなったり停電したりシャワーが冷たかったりなど、色々トラブルがありますが、人が多いところが苦手な人には向いています。
アンティグア
一方、アンティグアはグアテマラシティから比較的近い位置にあり、歴史的な街並みや観光地が多く、観光地としても非常に人気があります。
多くのスペイン語学校があり、観光と学習を両立させたい人には理想的な場所です。
アンティグアの方が観光地としての賑やかさやアクセスの良さが魅力ですが、ケツァルテナンゴと比べると、観光客が多く、少し騒がしい面もあります。
アンティグアには語学学校だけでなく、サルサやバチャータのダンス教室がたくさんあり、語学学校のアクティビティの一環として授業料に含まれていることもあります。
語学学校でみっちりスペイン語を習った後はダンスレッスンをスペイン語で受け、スペイン語でダンスの先生やレッスンを受ける生徒たちとコミュニケーションを取って実際にアウトプットすることができます。
地元の人もスペイン語を勉強しにくる外国人に慣れているのか、レストランやカフェではスペイン語の練習のために色々話しかけてくれる人がたくさんいました。
Kamalbe Spanish Schoolでの体験
私が通ったKamalbe Spanish Schoolはケツァルテナンゴに位置するスペイン語学校で、質の高い教育を提供していることで知られています。
学校の規模は小規模で、アットホームな雰囲気が特徴です。学校には経験豊富な講師が揃い、個別対応の授業が受けられます。
クラスは基本一対一で、教師との距離が近いため、質問もしやすい環境です。
学校は非常に小さいため、一対一であっても他の生徒と交流し友達を作ることが出来ます。
授業内容とアプローチ
Kamalbe Spanish Schoolでは、文法、会話、リスニング、ライティングといった基本的なスキルを総合的に学ぶことができます。
初日に小テストがあり、スペイン語能力を測ります。私はグアテマラに来る前に日本で3年ほど細々と勉強していたのである程度のレベルの文法や単語は知っている状態でした。
先生との授業では接続法を使った作文や練習問題をたくさんし、会話の中で実際に接続法を使い練習するような形でした。
フリートークではグアテマラの地理やおススメスポット、観光客への不満など色々地元の先生の声を聞けて面白かったです。
正直、グアテマラでの留学は観光客がゼロからスペイン語を学びたい場合には基礎の文法や旅行に役立つフレーズなどを学べてすごくおススメだと思いますが、既にある程度スペイン語を知っている場合は、物足りなく感じるかもしれません。
アクセントと方言
ケツァルテナンゴのスペイン語は比較的標準的で、理解しやすいです。
アクティビティと文化体験
Kamalbe Spanish Schoolでは、スペイン語の授業以外にも多くのアクティビティが用意されています。
例えば、学校主催の地元ツアーや料理教室、サルサレッスンがあり、地元の文化や食文化を学ぶことができます。
私は、地元の市場を訪れるツアーや、サルサレッスンに参加しました。
食事と宿泊
学校が提携しているホームステイのオプションもあり、現地の家族と生活しながらスペイン語を学ぶことができます。
私もホームステイを選び、地元の家族と共に過ごしました。
家庭料理を楽しむことができ、日常会話を通じてスペイン語のスキルを向上させることができました。
ホームステイ先は基本的に1家族に対して1生徒ではなく、他の生徒も一緒に住んでいます。(部屋は別)
ホームステイ先では同じ語学学校に通っている生徒もいればケツァルテナンゴの他の語学学校に通っている生徒もいます。
ケツァルテナンゴには、おしゃれなカフェやレストランも多く、週末には友達と食事やお茶を楽しむのも良いリフレッシュになります。
私は同じ学校で仲良くなった台湾人やアメリカ人と一緒に週末にチチカステナンゴへ小旅行をしたり、放課後にカフェへ行きおしゃべりしたり、サルサレッスンの後に一緒にバーへ行ったり、たくさん楽しみました。
まとめ
ケツァルテナンゴのKamalbe Spanish Schoolでの二週間で、言語だけでなく、ケツァルテナンゴのツアーやダンス教室に参加できて文化も学ぶことが出来ました。
グアテマラでのスペイン語留学は、費用対効果の高い選択肢であり、特にケツァルテナンゴでは観光客も少なく静かで落ち着いた環境なので、集中して言語を学ぶのに最適です!
これから留学を考えている方々の参考になれば幸いです。
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