また新しい一年を迎えることができました。皆さん今年の目標は建てましたか?
「今年こそ英語を喋れるようになりたい!」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私もそのうちの1人です。
今回は私の英語学習を始めたきっかけと道のりを振り返ってみようと思います。
高校3年生(夏)時の英語力
”文武両道”を掲げていた高校に通っていたため、部活動が盛んで勉強にも力を入れていました。
3年生の夏、部活動を引退し周りの友達はすぐに受験モードに入りました。
怠けていた夏のある日、You Tubeで中国語の歌に出会い、美しさに惹かれてしまいました。
そこから中国語が学べる国公立の大学を片っ端から探し、関西にある公立の外国語大学を見つけました。
ここで志望校を決め、配点が大きい英語に力を入れ始めました。
夏に初めて受けたセンター試験模試の英語は4割でしたが、根拠のない自信だけは周りの50倍ありました。
高校3年生(冬)時の英語力
志望校を決めた後は、
- 毎日必ず1つ英語の文章を読む
- わからない単語や頻出単語を洗い出す
- スラスラ読めるまで音読する
と決め、自分で勉強の時間割を作りました。ご飯を食べる時間とトイレの時間以外はずっと勉強していました。
入浴中はシステム英単語を使っていました。
2000個ほどある英単語を3日で割り、1日約650個の英単語に目を通していました。
1日目:1~650 2日目:651~1350 3日目:1351~2000 とういう風に3日1セットと考え回転率を重視しました。
センター試験本番では196/200点を取ることができました。無事志望校に合格でき、自分は英語が得意だと完全に思い込んでいました。
大学1回生時の英語力
ピカピカの1回生。第一志望の大学に合格し胸を躍らせていました。
専攻言語は中国語ですが、1,2回生の間は英語の兼修が必須でした。
初めてのネイティブの先生の授業。
“How was your weekend?” (週末どうやった?)という英語を理解はできても、何も答えることができない自分に驚きました。
当時受けたTOEICは820点。なのに全く喋れませんでした。
その一方、初めて習う中国語はみるみる上達していきました。
発音練習もたくさんあり、会話の授業もあり、教科書を暗唱しなければいけなけなかったので、中国語を実際に口に出す機会が初めからありました。
気がつけば、英語より喋れるようになりました。
ここで現実逃避することにしました。英語とはおさらばです。
大学2回生時の英語力
英語とはおさらばしたので当時の英語力は皆無。中国語にしか興味ありませんでした。
”英語なんて必要ないや”と思い1年を過ごしました。この時点で中国語力は完全に英語力を越しました。
大学3回生(前期)時の英語力
大学3回生になる直前の2月から翌年1月まで中国へ留学しました。
留学中に付き合っていた彼氏には仲良しグループがいました。彼は好意でそのグループに私を紹介してくれたんだと思います。でも英語が話せない私にとっては地獄でした。
南アフリカ、イギリス、アイルランド出身の彼らは英語ペラペラ、というかネイティブ。
中国語はあまり話せないらしく、会うたびに全行程が英語でした。
ここで人生の転機!
英語があまりに苦痛で耐えられなくなり、腹を括ります。2ヶ月の夏季休暇のうち1ヶ月を利用しとりあえずマレーシアへ行ってきました!
マレーシア留学
マレーシアを選んだ理由
- 航空券が英語圏より安い
- 物価が安い
- 語学学校が充実している
- 英語を話せる人が多い
からです。
マレーシア留学1ヶ月にかかった費用
- 語学学校(授業料、教材費、入学金) 約9万円
- シェアハウス1ヶ月 約4万円
- 生活費(食費・交通費・交際費) 約4万円
日本にいた時にアルバイトで貯めたお金を注ぎ込みました。
語学学校のクラス分けテストではわざと間違えて低い点数を取るようにしました。それでもスピーキングがついていけませんでした。
そこでもう一つレベルを下げて、やっと落ち着きました。
劇的に英語力が伸びるなんてことはありませんでしたが、英語に立ち向かう勇気が湧きました。
少しずつ言いたいことが言えるようになり、英語学習が楽しくなってきました。
大学3回生(後期)時の英語力
マレーシアから中国に戻り後期が始まります。
中国にいても英語の修行が必要だ!と思った私はオンライン英会話を始めました。とにかく数をこなしたかったので、レッスン回数無制限のネイティブキャンプ を利用しました。教材はstep by step の入門レベルから始めました。
ルームメイトに嫌がられながらもオンライン英会話は続けていました。
この頃には、自信を持って英語を話せるようになりました。
オンライン英会話と同時に英文をスラスラと言える瞬発力も鍛えていました。
この本に載っている例文全部暗記するまで音読しました。
部屋で大声で音読していたので、もちろんこれもルームメイトに嫌がられました。
↑この本は本当に初歩の文法から始まります。文法は分かってても、口からパッと出るかどうかは日頃の音読量によります。
この本の日本語を聞いた瞬間に英語が口から出るまで音読をやり込みました。
この頃には英語が好きになっていました。英語をもっと勉強したいと思い、オーストラリアへ行くことを決意します。
ワーホリ中(休学)の英語力
世界中20カ国ほどバックパックで旅をしてきましたが、何気に英語圏に来るのは初めてでした。
道路標識、スーパーの食品、店の看板、英語で書かれてあるもの全てがおしゃれで眩しかったのを覚えています。
オーストラリア語学学校
初めの数カ月は語学学校へ通う予定でした。
しかし、残念ながらコロナウイルスの影響でオンラインでの授業になりました。
まずはスピーキングに特化したクラスで1ヶ月集中的に練習しました。
その次はケンブリッジ検定FCEの対策コースに入りました。
ケンブリッジ検定対策コースではイディオムやコロケーション、文法、スピーキング、リスニング、ライティング、リーディングなど多岐に渡って勉強しました。
語学学校での勉強を終えた頃には、文法の正確さも上がり、語彙力も格段に上がりました。
クラスメイトが私以外全員南米出身で、皆間違いを恐れずどんどん発言しているので私もつられて積極的発言するようになりました。
スペイン語に興味を持ち始めたのもこの頃です。
勉強に加え、家の中は常に英語を話していたためスピーキングもかなり上達。
オーペア
語学学校での勉強期間を終えた後、オーペアとして働き始めました。
オーペアとは、簡単に言うと
”子供のお世話や軽い家事のお手伝いをすることを引き換えに住居、食費、お小遣いを負担してもらえる仕事” です。
私がお世話になったのはオーストラリア人の家族でした。8,5,3歳の3人の子供の面倒を見ていました。
最初は3歳の子の舌足らずな英語、お喋りが過ぎる5歳の子の英語の聞き取りに苦労しました。
子供は容赦ないスピードで喋ります。
だんだん耳が慣れていき、お姫様たちから飛んでくる指示も問題なく聞き取れるようになりました。
この期間には
- ネイティブの子が英語を身に着けていく過程
- 学校では習わない日常生活でよく使う英語表現
が学べました。リスニングとスピーキングもかなり上達しました。
現在の英語力
現在は日本で毎日英語学習を継続しています。
オンライン英会話では、主にスピーキングと語彙力増強をしています。
NetflixやYou Tubeではリスニングを鍛え新しい表現を覚えています。
現在の英語レベルは中上級くらいです。
具体的には、”相手の言っていることを理解できて自分の言いたいことも言える”というレベルです。
語彙力や表現力、流暢さが足りないので今年はこれらを伸ばしていくのが目標です。
まとめ
いかがでしたか?今回は私の英語学習の道のりを振り返ってみました。
語学学習はよくマラソンに例えられますが本当によく似ています。私は一度挫折しましたが、また立ち上がることが出来ました。
数ヶ月で上達する人もいれば私のように数年かかる人もいます。他人と比較せず過去の自分と比較しましょう。
語学留学は自分のペースで継続、そしてなによりも楽しむことが大事です。
皆さんも今年は語学学習に挑戦してみませんか?
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