【 HSK7-9級 】①試験の概要と模擬試験について

11月12日(日)に新HSK7-9級を受験してきました!去年(2022年)から始まったHSK7-9級ですが、過去問や問題集はまだないため、先人たちのブログと公式の発表で全体像を掴みました。試験前に公式ホームページにサンプル問題が公開されたのですごく助かりました。

今回の記事では、HSK7-9級の概要について紹介します。

目次

HSK7-9級とは?

HSK7-9級は、従来の1~6級の上に追加された新しい階級です。7~9級は獲得点数によってレベルが判定されます。1~6級にはなかった、翻訳、通訳、スピーキングが追加され、難易度もかなり上がっています。

受験対象者

HSK7-9級の受験対象者:「第二外国語として中国語の高いスキルをもっている学習者」とされています。

公式の発表によると、

  • 中国で大学院または博士課程で勉強している学生
  • 各国の中国語専攻の学生
  • 中国語で学術研究に従事している方
  • 経済や文化、テクノロジー交流に従事している方など

引用元:https://www.chinesetest.cn/gosign.do?id=1&lid=0#

と書かれています。

こちらはあくまでも目安なので、腰が抜けるほど高い受験料を払えば誰でもHSK7-9級の受験は可能です!

レベル

公式によると、

HSK(七—九级)重点考查中文听、说、读、写、译能力,相应的话题、任务、语法和11000个中文词语,以及相关中华文化和中国国情。(引用元:https://www.chinesetest.cn/gosign.do?id=1&lid=0#

とあります。

単語数なんと、11,000!確かに使われている単語は、専門的なものや、成語、新聞記事等に出てくる単語がたくさんありました。HSK7-9級の単語対策には日頃からニュースを読むこと、聞くことが大事だと思いました。

試験形式

引用元:https://mp.weixin.qq.com/s/ljjE9Fe-ZlG3xbv5vIKLWg

HSK7-9級はリスニング、リーディング、ライティング、翻訳、スピーキングの5パートから成り立ちます。

途中で少しの休憩はあるものの、3時間を超えるテストなのでかなり集中力が必要です。

試験時間

引用元:https://mp.weixin.qq.com/s/ljjE9Fe-ZlG3xbv5vIKLWg

去年はどうやら午前と午後に分かれて試験をしたようですが、今年は13:00〜17:00でした。集中力が3分しか持たない私には大幅にキャパオーバー。

費用

気になるHSK7-9級の費用。日本では37,400円(税込)とかなりお値段高めで話題となりましたが、中国では1,075元(約22,000円)でした。これからしばらくは塩パスタのみ食べて生きていくことになりそうです。

模擬試験

ありがたいことに、試験一週間前に模擬試験がありました。前日にいきなり試験会場から電話があり、「明日は模擬試験だから、12:30に来てねー。」とのこと。

試験会場での受験と自宅でのオンライン受験(両方パソコン)がありますが、家の近くに会場があったので、試験会場での受験を選びました。

模擬試験は本番の試験より問題数は少なく、機械の使い方や、試験の流れ、形式に慣れよう!という雰囲気でした。

模擬試験があったおかげで、本番の流れがわかり、難易度も掴めたのですごく助かりました。

まとめ

今回の記事ではHSK7-9級の概要について紹介しました。

HSK7-9級は去年から始まったばかりで、過去問や問題集もなく、対策が難しいかと思います。

公式ホームページにはHSK7-9級のサンプル問題がありますので、興味のある方はぜひご覧ください。

汉语考试服务网 https://www.chinesetest.cn/godownload.do

上記のリンクを開き「样卷类」の部分を見ると右の方にHSK7-9級のサンプル問題があり、ダウンロードが可能です。

次回の記事では私が今回実際に受験した個人的感想や、内容、試験の詳細についてご紹介します!

中国語学習者の皆様の参考になれば幸いです。

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